山口選手
扇原選手
「本大会のメンバーに選ばれて、すごく光栄に思います。選ばれたのは、やっぱり家族やチームメイト、クラブのスタッフの皆さんや、ファン・サポーターの皆さんの力があってのことだと思いますので、その感謝の気持ちを忘れずに、本大会でも戦っていきたいと思います」
《質疑応答》
Q.代表選出おめでとうございます。改めて選ばれた瞬間の率直な思いを聞かせてください。
山口選手
僕の場合は、トゥーロン(国際大会)にも行ってなくて、代表の試合は、ちょくちょく見てましたけど、やっぱり行けてないと言うことで、やっぱり不安もあって、その中でもチームで頑張ろうと思っていて、まず、チームであんまり結果が出てなくて、自分もあまりプレーができてないときもあって、その中でやっぱりメンバーに選ばれたっていうのは、すごく一番ホッとしています。
扇原選手
僕も選ばれたときは、すごくホッとした気持ちが大きかったので、今日はすごく待ち遠しい日と言うか、選ばれた瞬間すごく素直に嬉しかったですし、ホッとしました。
Q.今、山口選手からは選ばれるまで不安だった思いもあったという話もありましたが、その点、扇原選手はどうでしたか?
扇原選手
そうですね。もちろん不安もありましたので、名前が呼ばれるまではドキドキしながら(代表メンバー発表記者会見を)見てました。
Q.代表に選ばれたことを聞いて最初にそのことを伝えたのは誰ですか?
山口選手
やっぱりお父さんに一番に報告しました。(お父さんは、なんておっしゃってましたか?)「マジか?」って感じで、素直に喜んでくれました。
扇原選手
僕は寮長さんに最初に伝えました。(寮長さん、なにかおっしゃってましたか?)「がんばってこいよ!」って、言ってくれました。
Q.セレッソ出身としては、清武選手、杉本健勇選手も選ばれて、4人選ばれた形なんですけど、改めてセレッソから世界に戦いに行くという思いを聞かせてください。
山口選手
僕とかタカ(扇原選手)と健勇は、育成出身なんで、その後輩達にやっぱり自分たちがまた目標としてもらえるようなプレーをしたいと思います。全員でピッチに立って戦いたいという思いが一番強いですね。
扇原選手
螢君(山口選手)が言ったように、育成出身の選手たちなので、今、育成にいる選手たちに夢や希望を与えられるように、僕たちがしっかりオリンピックで活躍して、より一層セレッソが良いクラブになれるように、僕たちがしっかりオリンピックで結果を残せたらいいと思います。
Q.特におふたりは、中学時代からずっと一緒にやってきて、こうしてふたりでオリンピックに出られることに対して、お互いにどう思いますか?
山口選手
予選からタカとボランチを組んで戦ってきて、やっぱり非常にやっていてやりやすいですし、本大会でも一緒のピッチで立って戦って勝利して喜びたいですね。
扇原選手
中学生から一緒にプレーしているので、一緒に選ばれて、本大会でも同じピッチに立って活躍したいという思いはすごくあります。それはセレッソのファンやサポーターの皆さんも望んでいることだと思うので、ロンドンでは、しっかりふたりでピッチに立って活躍できるように頑張ります。
Q.昨日、空港まで見送りに行かれた清武選手も(ロンドンオリンピックで)一緒にプレーできますけど、どう思いますか?
山口選手
僕は個人としても非常に仲良くさせてもらっていたので、すごく嬉しいです。選ばれたときも電話したら「お互いよかったな」って言ってました。(所属)チームは違いますけど、やっぱりそうやってまた一緒に戦えるってことが、すごく楽しみですね。
扇原選手
またキヨ君と一緒にできると思ったら、すごくワクワクするし、すごく楽しみな気持ちで今はいっぱいです。
Q.オリンピックの話になりますが、おふたりにとってはサッカー人生で一番大きな大会になると思うんですけど、その辺でオリンピックに対する思いを改めて教えてもらえますか?
山口選手
僕の場合はトゥーロンに行ってなくて、世界大会というのは経験していないので、オリンピックにかける思いは強いですし、経験を伸ばすのではなく、メダルという目標を持って、しっかりと戦いたいです。
扇原選手
オリンピックでは、自分の名前を世界に広められるチャンスでもあると思いますし、そういう大事な大会なので、チームとしてもみんなでメダルを獲るという目標があるので、その目標に向って頑張りたいという気持ちもあるし、すごい自分が成長できるチャンスでもあると思うので、自分の力を100%出しきれるように準備したいです。
Q.世界に対してどういったところをアピールしていきたいですか?
山口選手
アピールと言うか、自分が精いっぱいやって、勝利に貢献できれば、それが一番のアピールになるかなと思うので、特に自分のここを見てというのはあまりなくて、まずはしっかりと国のために戦います。
扇原選手
チームのために、まずやることが大事だと思うし、それにチームの結果がついてこれば、自分もアピールできていると思うので、まずはチームプレーというのをしっかりと意識しながら自分の力を100%出しきれるようにしたいです。
Q.目標を聞かせてください。
山口選手
まずはグループリーグを突破して、メダルを狙っていきたいです。
扇原選手
なでしこジャパンがワールドカップで金メダル獲って注目されているので、男子の方もまずは予選リーグを突破してメダルを狙っていきたいと思いますし、そこで結果を残せれば、男子の方も注目してもらえると思うので、メダル目指して頑張ります。
Q.選出の知らせを聞いたのは、どこで、どのような状況で聞きましたか?
山口選手
(梶野)強化部長から電話を頂いて「オリンピックメンバーに選ばれた」という知らせを受けました。
扇原選手
寮の部屋で、ゆっくりしているときに強化部の方から電話があって知りました。
Q.(今回の最終メンバーが)18人ということで、今まで一緒に戦ってきたメンバーの中でも例えば大迫選手(鹿島)などはずれた選手もいることについて思うところ、また、杉本選手みたいに一番のサプライズだったと思うんですけど、メンバー構成について感じたところを聞かせてください。
山口選手
予選を通して一緒に戦ってきてたんで、いっしょにピッチに立って戦いたかったという思いもありますけど、これがサッカーやと思いますし、選ばれなくて厳しいと思いますけど、その選ばれなかった選手たちの分も気持ちを背負ってしっかり戦いたいです。
健勇は、素直に僕も一緒にやっていて嬉しいですし、リーグでも点を取ったりして好調なので、あまり僕自身、驚いていないです。
扇原選手
選ばれなかった選手の分まで、選ばれた僕たちがロンドンでしっかりとプレーすることが第一に必要だと思うので、選ばれなかった人の気持ちも僕たちが背負って頑張りたいと思います。
Q.トゥーロン国際大会に扇原選手は出られていましたけど、改めてその大会で感じたことと、その大会を踏まえて、ロンドン五輪本大会で意識しないといけないプレーを教えてください。山口選手は出られていませんけど、その試合を見た中で、さらに五輪に向けて意識しながらプレーするのにどういったあたりが大事か教えてください。
扇原選手
アジア予選では味わえなかった選手個々のレベルの高さを感じました。結果はついてこなかったですけど、あれが本大会じゃなくて、トゥーロンでよかったと思ったのが正直な気持ちです。トゥーロンで経験できて、どういうことをしないといけないのかを改めて感じられたし、アジアと戦っている感じでいたらダメだし、そういうので、負けてさらに悔しい気持ちもすごくあったので、本大会では、もっと自分たちのサッカーをやって、なおかつ結果も出せるように頑張りたいです。
山口選手
僕はオランダ戦を少し見たぐらいで、トゥーロンの試合をほとんど見てないんですけど、やっぱり個人の能力がすごかったですし、1対1で簡単に止められてなかったんで、本大会に向けてチームとしてどういう風に守るのかというのをしっかりやって、ひとりひとりがカバーの意識っていうのを強く持てば大丈夫なのかなって思います。