本日行われたAFCチャンピオンズリーグ2014の第2戦、山東魯能戦の試合前日会見【山東魯能】の内容をお知らせいたします。
■クカ監督
「前回のブリーラム・ユナイテッドとの試合はドロー(引き分け)でしたが、今回、大阪での試合も、大変難しい試合になるのではないかと思います。そして、セレッソ大阪もいいチームですし、我々にとってはとても手強い相手になると思います」
■ダイ リン選手
「中国国内のリーグでまず1勝して、メンタルにも、フィジカルにも、自信を持つようになりました。今回の試合に対して、十分と言っていいほど準備をしてきました。明日の試合がいい試合になるよう、楽しみにしています」
【質疑応答】
Q.セレッソ大阪の印象は?
A.クカ監督
セレッソの試合のビデオを見させていただきましたが、最も印象に残っているのは、ボールのコントロールのよさです。明日は大変難しい試合になるのではないかと思っています。
A.ダイ リン選手
8番の選手(柿谷曜一朗)とフォルランについては、特に攻撃力があるので、我々にとっては大変脅威になる選手だと思っています。
Q.これまで別メニューだったクイ ポン選手がチームに合流しましたが、彼の合流で、チームにはどのような変化が生まれていますか?
A.クカ監督
7番のクイ ポンについては、まだ若い選手ですが、今回期待しているのは、彼の若さと、男らしさ、そして、彼の一番の持ち味であるメンタルの強さを発揮してくれること。必ず彼はこの試合でいいパフォーマンスを出せると思っています。
Q.中国国内で、山東魯能に対しては、最もお金のかかっているクラブ、特に中国でも最近では最も資金を投入しているクラブの1つとして知られています。そのなかで、中国サッカー界からの期待に対して、どれだけプレッシャーを持っていますか? それまでに成長してきた広州恒大と、一番比較されやすいチームであり、特にリッピ監督(広州)とクカ監督の2人の比較は、常に話題にもなっています。どのように山東としては、このプレッシャーを捉えていますか?
A.クカ監督
今まで、このようなプレッシャーに押しつぶれるようなことはありませんでした。ブラジルで仕事をしていたときにも、常にこのようなプレッシャーを背負いながらやってきました。今までブラジルでは、サンパウロ、アトレチコ・ミネイロで監督をやってきましたが、このようなプレッシャーには一度も負けたことはありません。いいコンディションで、この試合の行方を見守っていきたい。多額の資金を投入した山東に、どのような結果を残せるかということについては、私は、お金のことに関係なく、(現在の)このような条件、このようなコンディションで戦っていきたい。私は山東にやってきて2カ月が過ぎましたが、すべて予定どおり、順調に進んでいます。このチームに関しては時間がかかりますし、即、結果につながるとは思っていませんので、徐々にチーム全体をパワーアップして、いいチーム作りに務めたいと思います。広州恒大との比較については、まだ時期尚早だとは思いますが、彼らはACL優勝チームであり、リッピ監督も広州で指揮をとって3年が経っていて、非常に完成度が高いチーム。私はここ(山東)にやってきて2カ月しか経っていないので、徐々にやっていきたいし、私にはまだ時間が必要かなと思っています。
Q.クカ監督にお伺いします。アロイージオ選手、ワルテル モンテージョ選手、バグネル ラブ選手の現在のコンディションはどう見られていますか?
A.クカ監督
「アロイージオ選手、ワルテル モンテージョ選手、バグネル ラブ選手は、3人とも、私と同じく、新しくこのチームに入ったばかりなので、このチームに溶け込むのには時間がかかります。それ以外にも、隣に座っているダイ リン選手や、ワン ダーレイ選手、彼らもこのチームに入ってからまもない選手です。コミュニケーションを取りながら、お互いに理解しあって、徐々にチーム全体の一体感を出していきたい」
Q.監督と選手に質問します。明日のスターティングメンバーについてはどのように考えていますか? また、フォルラン選手の攻撃をどのように防ぐか、ディフェンスに関してどのような考えをお持ちなのでしょうか?
A.クカ監督
「明日のスターティングメンバーもフォーメーションも、今日の練習で出したメンバーになるかなと。そんなところです。(フォルランのことについては)ダイ リンに答えてもらいます」
A.ダイ リン(山東)
フォルラン選手はとても優秀な選手ですし、大事な試合では必ずいい結果を出す選手。ただ、明日試合に出るならば、私はDFとしての働きを全うします。いい仕事をします。