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丸岡 満選手 移籍会見のコメント

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本日(2013年12月19日)、興國高等学校において、「丸岡 満選手 移籍会見」を行いました。その様子をお知らせいたします。

■大阪サッカークラブ株式会社 代表取締役社長 岡野雅夫

みなさん、こんにちは。セレッソ大阪の岡野でございます。今日、こうして丸岡君の会見に立ち会うことができまして嬉しく思っています。ちょうど一週間ほど前にJリーグアォーズで最優秀育成クラブ賞を頂戴いたしまして、その一週間後にこうした場に立ち会うことができましたことを幸せに思います。私どもは確かに選手を育成する、そして育てて世界に通用する選手を作っていくということを目標にやっている訳なのですけれども、一人ひとりの選手に、どういう風に育っていってもらいたいかという方向性を見つけながら、いつもいつも「この選手はこうだ、こうだ」とやりながら育てているという状態でいつもやらせてもらっています。
今回、丸岡君がなぜボルシア・ドルトムントなのかというところなんですが実は皆さんもうご承知のとおり、私どもの育成サポートクラブの組織であるハナサカクラブさんにいつもご支援いただいているのですが、このハナサカクラブさんのご支援によって実はボルシア・ドルトムントに2回も試合をしに行き、彼はそこで2年連続で試合に出ていまして、そしてボルシア・ドルトムントにセレッソが2回も勝っているという事実があります。その時にたぶんボルシア・ドルトムントの幹部の方が見ておられて、評価していただいたんだと思います。その後、一度練習に招待していただいて参加しております。
彼はプロサッカー選手としてプロのボルシア・ドルトムントに移籍します。期限付きの移籍なのですけれども、「U-23」へ移籍するのではなくて、ボルシア・ドルトムントへ移籍するということなんです。ただ、彼のキャリアの中のスタートが「ボルシア・ドルトムントU-23」というチームからスタートするだろうと言うことです。
彼にとりましては、ボルシア・ドルトムントのトップチームでやるというのが一番の目標ですので、一年半の期限ですけれども、その間にがんばって、とにかく素晴らしい選手になって欲しいと思いますし、一年半後にボルシア・ドルトムントから「日本には返さない」と言っていただけるような選手に育ってほしいと思っています。
もしかしたら今日が最後の出会いかもしれないというくらいの気持ちで取り組んでもらいたいと思います。ここまで言うと本人はだいぶ緊張して(この後の)受け答えできないと思いますが、彼のこれからの旅立ちをみんなで応援したいと思います。よろしくお願いします。今日は本当にありがとうございます。

■学校法人興國学園 興國高等学校 理事長・校長 草島 葉子様
皆様、お忙しい中ありがとうございます。興國高校の草島でございます。この度、本校アスリートアドバンスコースの丸岡 満君のボルシア・ドルトムント移籍が決定しまして、非常に嬉しく思っております。この間、セレッソさんとは杉本健勇君、南野拓実君を始めとして、たくさんの生徒さんをお預かりさせていただきました。セレッソさんの熱意ある育成ぶりには、いつも心打たれるところがございます。みなさんお喜びのことと思いますが、本校アドバンスコースを気に入っていただいて24時間子供たちを育成するという、その意気込みを本校でお預かりできたことを本当にうれしく思います。この丸岡 満君の在籍するクラスではほかにもすでにプロに決まっている選手が何人かいます。横浜F・マリノスの北谷君、そしてヴィッセル神戸の金君、そしてザスパクサツ群馬へ行くセレッソ大阪U-18の大津耀誠君。彼らはいつも磨き合いながらやってきました。一月の初めの駅伝では本校の卒業生が走って日体大を優勝へと導き、今年の暮れには彼がドルトムントへということで、年間を通じてアスリートたちが非常に活躍してくれた年であったと思います。彼にはまずはその地に慣れて、そして彼はお米が大好きで、比較的パンは苦手ということですので、お米をしっかり食べてですね、そして大和魂を見せつけてきてほしいなと思います。そしてゴールが決まりましたら、得意の踊りも見せてくれるそうです。彼のひょうきんなところも合わせて非常に人間的な魅力を感じております。ドルトムントへ行って、人間力をより一層磨いて、世界に見せてもらえればと思います。


■丸岡 満選手


こんにちは。セレッソ大阪からボルシア・ドルトムントへ期限付き移籍することになりました丸岡 満です。本日はこのような場にお集まりいただき、ありがとうございます。よろしくお願いします。

【質疑応答】
Q.今回、移籍するにあたって自分のどんなところが評価されたのか、また自分のどんなところが武器になると思いますか?
A.僕の特長は二列目からの飛び出し、運動量、そしてねばり強い守備だと思っています。そういった部分がドイツで評価されたと思っています。

Q.ご自身がドルトムントとの練習試合を通しての手応え、掴んだ部分があれば教えてください。また、長居のピッチを経ずに移籍となりますが、長居のピッチでセレッソの一員としてプレーしたかったという気持ちはありますか?
A.8月にドルトムントに海外遠征に行ったときに、U-19ドルトムントと試合をして、僕自身、自分の特長であるプレーを出せて、自分の調子も良く、ドルトムントのスタッフの方に(長所を)見せられたという手応えは掴めました。
セレッソでプレーしたいというのもありますが、最終的にはビッグクラブでプレーするという目標があるので、一年半ビッグクラブでプレーするということができ、本当に自分自身ワクワクしていますし、チャレンジしていきたいという思いの方が今は強いです。

Q.ドルトムントというクラブに対するイメージを聞かせてください。また、いきなりドルトムントというビッグクラブへの移籍ということで臆する部分、ちょっと不安だなと思うところがあれば聞かせてください。
A.ドルトムントに3回海外遠征に行かせてもらって、ドルトムントの方々には本当にやさしく、丁寧に受け入れてもらえて、本当にいい印象ばかりで、温かい人たちでした。不安というものはぜんぜんなくて、ワクワクしている気持ちでいっぱいです。

Q.まだ多くの人たちが丸岡選手のプレーを直接見たことがないと思いますが、自分のスタイルを世界的な選手でいうとどんなイメージか、またどういう選手像を目標にしているのかを教えてください?
A.僕自身、目標にしている選手は、身近にいる選手でセレッソ大阪の山口(螢)選手です。本当に山口選手のアグレッシブさだったり、運動量、そしてボランチで点をしっかり取っていく、そういうプレーをこの3年間テレビやスタジアムで見てきて、本当に目標であり理想であり、そういった選手になれるように日々がんばっていきたいと思います。
Q.社長にうかがいますが、セレッソとドルトムントというと香川真司をイメージする人が多く、彼がドルトムントで活躍したことによって、(現在の)セレッソとのつながりがあると思いますが、丸岡選手が移籍をするという過程において香川君が果たした役割があれば教えてください。
A.香川君の影響は大きくありまして、彼(丸岡選手)が2年生のときに初めてご招待いただいてドルトムントへ行きまして、1学年上のチームと(対戦しました)。その時のセレッソ大阪U-18は南野拓実がエースの状態で行ったのですが、やっぱりドルトムントの皆さんからしてみればシンジ・カガワの故郷のクラブだという意識をすごくもっていただいていて、本当に我々を温かく迎えてくれて、一緒に試合をした後も選手同士がクラブハウスで交流会をするなど、そういうことをやっていただきました。これはやはり香川君があそこまで活躍してくれたからだこそと思います。二年目は彼がキャプテンという状態で行ったのですが、この関係がずっと続けばいいなと思っています。ちょうど一年目のときは、私も行っていたのですが、ラインハルト・ラウバル会長がわざわざ見に来てくれていました。そういう意味でいうとドルトムントの皆さんはセレッソに対して、敬意をもって接していただいていると思っています。

Q.先ほど山口選手が理想の選手と言っていましたが、ドルトムントへ移籍することになって、ドルトムントのトップチームの、どの選手とプレーしてみたいですか?
A.やっぱり世界的に有名であるマルコ・ロイス選手の下でしっかりパスを出したい。やっぱりビッグクラブで試合に出て、そこで活躍するっていうのを目標にしています。

Q.移籍一年目の具体的な目標があれば教えてください。
A.とりあえず早くドイツに行って、チームに馴染むことが一番大切だと思うので、初日の練習からしっかりコミュニケーションをとって、チームに馴染むことだと思います。サッカーの部分では、しっかりU-23で(練習して)、しっかり試合で結果を残し、(ユルゲン)クロップ監督に見てもらって、トップチームで試合に出ることが一年目の目標です。

Q.昨年(ドルトムントの育成と)試合をして、自身でたりないと感じた点はありますか?また契約期間の1年半後の自身のイメージを聞かせてもらえますか?
A.自分に足りないものはメンタルの部分です。どんな状況でも自分のパフォーマンスを100%出すというメンタリティが足りないので、ドイツに行って修正したいです。1年半後の理想の自分は、あの8万人の観衆の中でゴールを決めて、世界に「マルオカ ミツル」と言う名前を知ってもらう、それが1年半後、いや1年後の目標です。

Q.サッカーを始めたきっかけを教えてください。
A.きっかけは兄の存在でした。僕は三人兄弟で、弟はセレッソのアカデミーの所属しており、兄はすでに社会人なのですけれど、兄がサッカーをしており、小さいころから兄一緒にサッカーしていたのがきっかけです。

Q.先ほど「踊りが得意」という話が出ましたが、どんな踊りですか?
A.徳島出身なので、阿波踊りです。小さいころから阿波踊りを見てきました。ドルトムントでゴールした時には、8万人の中で阿波踊りができたらと思います。

Q.この過程に至るまでに、セレッソの育成で得られたもの、興国高校で得られたものがあれば教えてください。
A.セレッソではスタッフからいつも「100%でやれ」そして「ひたむきに」「謙虚に」とそういうことをずっと言われてきて、3年間積み上げてくることができたので、ドルトムントへの移籍という結果が得られたと思います。興国高校では「ONLY ONE」というモットーをしっかり僕自身理解して、勉強もサッカーも両立できたので、人間的にも成長させてくれたと思います。

Q.セレッソや学校の指導者の方から何かメッセージがありましたか?
A.友人と両親からは、頑張れと、そしてこれからが本当の闘いなんだから、苦しいこともあるだろうけど、自分らしく頑張れと言われました。僕一人の力ではなく、いままでたくさんの方に支えてきたからこそ、素晴らしいチームに加入できることがあるので、僕自身感謝の気持ちを忘れずに、頑張っていきたいと思います。
Q代表での目標があればお願いします。
A.まずはドルトムントで活躍して、その先には絶対に日の丸を背負うことができると思うので、日の丸を背負ってワールドカップに出て、日本を優勝に導けるような選手になりたいと思います。


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