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2012宮崎トレーニングキャンプ 11日目

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今日は久しぶりに暖かくなったエントランスプラザグラウンド。昨日までとは比較にならないぐらいのグッドコンディションです。グラウンドに到着した選手たちは輪になって、いつものリフティングゲームです。午後の練習だけということもあり、選手たちは元気いっぱいです。
晴天とまでは言えませんが、うっすらと広がる雲の間から明るい空が見えます。

半日休んだ選手たちにセルジオ・ソアレス監督が「どうです、みなさん十分に休めましたか?」と声をかけて練習がスタート。
まずはステリオコーチの指示によるウォーミングアップを兼ねたフィジカルトレーニングです。
横に倒したコーンを飛び越えてダッシュ。ジャンプするのは高橋選手。

これは南津守でもよく見かけるゴムロープを使ってのトレーニング。
一番手前でダッシュするのは杉本選手。そのパワーにペアの茂庭選手も思わず「おお!!」と驚きの声を上げます。

しっかりと50分間のトレーニングのあとは、紅白戦が行われました。
このゲーム、コートサイズは通常のフルコートですが、フィールドプレーヤーが13人ずつ。
かなり密集感がある上、ツータッチルール。ボールコントロールの高い技術と、早い判断力が要求されます。

すっかりチームに馴染んだ様子の新加入・舩津選手。大きな声で積極的にプレー。
他にも茂庭選手が「相手コートでプレーしよう!」、播戸選手は「もっとボールに行け!足下に行かな、意味ないねん!」とチーム全体のテンションを上げていきます。
試合はセットプレーから播戸選手が押し込んでビブスなしチームが先制。
バックラインの裏に抜け出したボールに、村田選手が反応してそのまま持ち込んでシュート。
ビブスなしチームが2-0で折り返しました。

ハーフタイムには監督から「このゲームはトレーニングだから、意図をもってプレーするように」
そして「2失点は前の選手の戻りが遅かったから。これはグループの問題。グループのスピリッツの問題なんだ。それを頭に入れて行こう」と言う指示がでました。
セルジオ・ソアレス監督の考えが垣間見えます。
写真は密集の中でも落ち着いたプレーの柿谷選手。
やはりテクニックはピカイチ。まわりもよく見えているよう。

試合は後半早々にもコーナーキックからゴール前の混戦になり、村田選手が押し込んで3-0でビブスなしチームの勝利で、約1時間の紅白戦が終わりました。終わった後はしっかりとストレッチです。
今日の紅白戦についてセルジオ・ソアレス監督は、「この練習はブラジルでも負荷の高いフィジカルトレーニングの後によくやっています。ディフェンスの選手も攻め上がり、オフェンスの選手も素早くディフェンスに戻るのがテーマです。頭で分かっていても、簡単にはできないことなので、クセになるぐらいに、習慣になるように体で覚えることが目的です」と説明してくれました。

こちらはお馴染み「セレッソ体幹部」。今日の部員は4名です。

今日2得点の村田選手。先日の練習試合から好調さを持続しているようです。
練習のあとはバスに乗らず、横山選手、舩津選手と共に宿舎までランニングで戻りました。

最後に昨日から合流の後藤寛太選手。プロとしての初取材です。
「プロから話が来たときは嬉しかったです。でも実際に一緒にやってみるとレベルがすごく高い。ついて行くのが精一杯です。自分との差というものが、想像以上です。全く通用しないと実感しています」
と謙虚なコメントばかりが出ていました。
しかし、「自分の持ち味は?」との質問には「運動量です」とキッパリ!
プロ生活がまだまだ始まったばかりの後藤選手。これからに注目してください。


 

 


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