今シーズン初めてのトレーニングマッチが行われました。当初の予定より1本増えて、45分×2と30分×1の合計3本行いました。このためキックオフ時間を30分早めたことにより、1本目のキックオフは強風と大雨の悪天候の中で行われました。
セルジオ・ソアレス監督新体制でのトレーニングマッチということで、注目度はたいへん高く、この悪天候の中たくさんの報道関係の方々が取材に来られていました。
得点の口火を切ったのは左サイドバックの丸橋選手。柿谷選手からのパスをオーバーラップで受けて、そのままシュート。これまでのトレーニングの成果にセルジオ・ソアレス監督も満足気な表情。
1点目の丸橋選手の得点、そして2点目の村田選手の得点をそれぞれアシストし、自身も得点をあげた柿谷選手。しかし「ミスが多くて完成度はまだまだ。キャンプの残りで、もっと走れる、もっと動ける身体にしないといけない」と反省から始まりましたが、「とりあえず最初のトレーニングマッチを負けからスタートするよりも勝ってスタートできたのはよかった。(自身)雰囲気づくりに役立てたのはよかったと思う。もっともっと監督の考えているサッカーを出していければいい」と試合後に語りました。
2本目の途中で大幅にメンバーの入れ替えが行われました。この頃になると、ほとんど雨も上がりだしました。
3本目になると、雲の切れ間から青空が見え始めました。
気温がぐっと下がってきたこともあり、1、2本目の選手たちは順次ホテルへ戻りました。今日のトレーニングマッチを振り返って茂庭選手は、「結果が出てよかった。この時期のトレーニングマッチはケガをせずにコンディションを上げていくもの。監督からは自由にやれと言われたが、監督の目指すサッカーを意識しながらやることは大事」と言い、まずは2012第1戦目としてはまずまずの成果を得たようです。
今日メディアから注目浴びていたのは、U-23代表入りした杉本選手。チャンスはあったものの結果として残すことができずに、「どれだけアピールできるかだったのに。これからはもっとゴールにこだわりたい。代表で離れることになるけれど、ここにいる間はセレッソのトレーニングに集中したい」と答えていました。
そして今日の試合を振り返ったセルジオ・ソアレス監督。「トレーニングマッチとは結果は二の次。選手たちがどういう動きができたのか、戦術的な理解度はどの程度なのかを見るもの。その観点から言えば、いいトレーニングマッチだったと言える。これまでのトレーニングでやってきたことができている。しかしもっともっとトレーニングはつんでいかなくてはいけない」