宮崎キャンプ3日目にして初めて見るどんよりした空。
午前中はなんとかもつのではという願いも虚しく、全日本学生選抜との練習試合のキックオフとほぼ同時に冷たい雨が降りだしてしまいました。
技術も、モチベーションも高い全日本学生選抜が相手ということで、開始直後こそその勢いに押されるところがありましたが、すぐにセレッソペースを取り戻し、6分で柿谷選手がゴールした後はそのままの勢いで6-0で前半を終えることができました。
コンディションはまだ100%ではないと言うブラジル人トリオもそれぞれがゴールで結果を出しました。
後半は学生選抜が修正を施し持ち直してきたこともあり、残念ながら得点はありませんでしたが、トータルで無失点で終えることができました。
チームとしてのコンディションはトレーニングを積んできたことにより上がってきていますが、ここからは実戦により連係を高めていきます。
試合の随所で選手同士がコミニュケーションをとる姿が見られました。
藤本キャプテンは試合を振り返り、「これからもっと良くなっていくと思います。皆がやるべきことの共通意識をもって取り組んでいるので、やりやすくなっていっています」と言い、今日見えた課題を次の練習試合へ向けて修正していきます。
試合後に囲み取材に応じる柿谷選手。
2得点には満足せず、「まだ取れるチャンスはあった。取れるところで取っておかないとJリーグではやっていけない。そういうところを詰めていきたい」と答えていました。
午後からのV・ファーレン長崎戦では、さらに雨足が激しくなり、気温も下がってきました。
ゴールを、勝利を、と高いモチベーションで誰もが試合に臨むが、なかなかフィニッシュまで持ち込めず、スコアレスドローで終了しました。
試合終了後、レヴィー・クルピ監督が両試合を総括しました。
「フィジカル的には皆がしっかりと出せていた。技術的なところではパスも良かったし、タイでの試合よりも良くなってきている。フィジカルが上がってきているので、これから練習と練習試合を積み重ねてチームの組織としての完成度を高めていく」とまとめました。
この宮崎キャンプでは残り6試合が予定されています。